eating-disorders

摂食障害

ほかの名称:神経性無食欲症、神経性やせ症、神経性過食症、神経性大食症

摂食障害は、典型的には、逸脱した食事のあり方のために、日常生活を円滑に送ることができなくなる精神の障がいです。成育環境は原則として発症に関係なく、普通に生活していても発症することがあります。発症のあり方や経過はさまざまです。
原因が不明な場合と明らかにストレスが関係している場合、その両方が組み合わさっている場合があります。対症療法や専門的治療を実施しています。
当院では摂食障害に対する治療として、標準的な治療を行っています。

ご本人が感じる不調

  • 摂取カロリーを制限したいので食べたくない
  • 食べると吐いてしまう
  • 眠れない、疲れやすい
  • ストレスがあるとどんどん食べてしまう
  • 夜中にたくさん食べてしまう
  • 周囲は自分を理解してくれない

周囲の人が感じる不調

  • 食事をせず、過度に痩せている
  • 食事をするように言っても聞いてくれない
  • 吐くほど食べないように言っても聞いてくれない

起こりうる症状のまとめ

こころの症状
  • 憂鬱、イライラ、不安、体重増加や太ることへの心配
からだの症状
  • 不眠、疲れやすい、億劫、栄養失調、肌あれ、脱毛、ふらつき、転倒
行動の症状
  • 極度の食事制限、自分で嘔吐、過活動、食べすぎ

最後に

摂食障害によく似た症状はほかの精神障がいでも見られることがあり、それぞれ治療が異なります。また、ほかの精神障がいを併発していることもあるため、正確な診断は医師などの専門職の診察が必要です。