adjustment-disorders

適応障害

適応障害は、典型的には、ストレスによる精神の変調のために、日常生活を円滑に送ることができなくなる精神の障がいです。育て方などは原則として発症に関係なく、普通に生活していても発症することがあります。
原因はストレスであり、ストレスの解消によって改善しますが、強いストレスが再度起こると、再発することがあります。背景にその人の考え方や生き方が反映していることがあります。
当院では適応障害に対する治療として、標準的な治療を行っています。

ご本人が感じる、あるいは周りの人が気づく不調

  • 強いストレスがあった、あるいは今、強いストレスがある
  • 憂鬱な気分で、元気がなく、落ち着かない
  • 不安と心配であれこれ考えてしまう
  • 眠れない
  • 食欲がない、あるいはすごく食べる
  • イライラする、物や人に当たる
  • 人とうまく交流できない
  • 会社や学校に行きたくない
  • 死んでしまいたくなる

起こりうる症状のまとめ

こころの症状
  • 憂鬱な気分、涙もろい、絶望感、不安、心配、神経質、落ち着かない、イライラ、怒りっぽい
からだの症状
  • 不眠、動悸、食欲低下、食欲亢進、倦怠感、億劫感
行動の症状
  • 引きこもり、出社拒否、登校拒否、言い争い、寝たきり、物に当たる、喧嘩、自殺しようとする

最後に

適応障害によく似た症状はほかの精神障がいでも見られることがあり、それぞれ治療が異なります。正確な診断は医師などの専門職の診察が必要です。