nurse

看護部

当院ではリスク管理の視点から脱却し、患者さん中心のケアを提供する看護を目指しています。
経験から予測されるリスクに対し、制限をかけ対処するのではなく、患者さんのQOL低下を防ぎつつリスクを回避する方法を検討し続けます。
また、患者さんの個性を尊重するため、患者さんをありのままに理解し、患者さん自身が満たされている状態を目指します。そのために「リカバリー」の考えを大切にしています。患者さんが症状があっても自分らしく生きることや、社会生活の中で役割を担うことが目指せるように、入院中から退院後の生活を見据えて支援します。

特定行為研修 修了者看護師の在籍

医療の多様化に伴い、在宅医療をはじめとする慢性期医療の現場でも、看護師のニーズは拡大しています。なかでも特定行為研修を修了した看護師(特定看護師)は、医師の不在時に、手順に沿って特定行為を行うことができ、高齢者医療を支える未来のキーパーソンとしての役割が期待されています。患者さんのわずかな変化に対して、研修で習得した知識と技能を駆使し、より高度な医療を提供できるように、医師・医療スタッフとともに日々努力しています。

独自のクリニカルラダーで能力開発を応援

クリニカルラダーは看護師の能力開発・評価システムの1つで、看護師の能力・到達度を5段階で示しています。当グループは日本看護協会版(JNAラダー)をベースに、独自のクリニカルラダー(HMWラダー)を作成しました。グループの看護師に求める臨床能力(4つの力)と5つの習熟段階で構成しています。

学術研修・学会発表の推進

当グループの看護・介護部では、学術的な発表を推奨しています。日々の業務のなかで生まれる小さな疑問を自ら研究・発表することで、日常業務に対する姿勢を振り返り、常に新鮮な姿勢で取り組むことができます。院内での研究発表をステップに、グループ学会※や全国大会へも積極的に参加でき、一つずつステップアップしていける環境が整っています。

グループ学会

年に1回開催され、グループの病院・施設の各部門が参加し、取り組み事例の発表を行います。看護・介護部はもちろん、他職種の取り組みと成果を聞くことができ、日々の介護へ活かすヒントや新しい知識が得られます。