地域全体で支える
精神ケアの実現を目指して

この絵が表すのは、私たちが目指す地域の形です。

自宅やグループホームで過ごす人、会社に通う人、事業所で働く人。
ここにあるのは、精神疾患のある人も、そうでない人も、さまざまな人が、地域にあるそれぞれの居場所で、安心して暮らす姿です。

この中において病院は決して中心にはなく、あくまで地域にある要素のひとつとして、入院や外来、デイケアなどの機能を通じて、患者さんを支えます。

私たちが提供する医療の先には、必ず患者さんの「生活」があり、その生活の場として、安心して暮らせる地域環境が必要です。
そのため私たちは「自分の暮らしに戻るための入院医療」と「生き心地のよい地域づくり」を両軸に、病院も含めた地域で支える「精神ケア」の実践を目指します。

この実現のために、どんなことをすべきか。
私たちは大きく5つの柱を掲げながら、具体的な取り組みを進めてまいります。

• いつでも、どんなときでも、誰にでも対応できる医療体制を作る
• 安心して院内で過ごせるよう、ストレスのない院内環境を作る
• リカバリーをともに歩む
• 診療とケアの質を向上させる
• 地域での暮らしを支える

精神医療を取り巻く社会課題も含め、越えるべき壁は数多くあります。
私たちは、この足立区西新井で開かれた存在として、地域社会の多くの方と共に歩みながら、あるべき姿の実現に取り組んでいきたいと考えています。