nurse

看護部

「管理」から「伴走」へ。 患者さんの『じぶんを生きる』を、一番近くで支える看護。

私たちは、2024年の新病棟リニューアルを機に、従来の精神科看護の常識を覆す大きな改革に踏み出しました。目指すのは、症状をコントロールすることだけではありません。病気や苦労を抱えながらも、その人らしく地域で生きていく「リカバリー」を共に歩むことです。

大内病院看護部が大切にしている4つのこと

  • 「身体拘束ゼロ」と「自由」の追求 ~尊厳を守るケア~
  • 私たちは「制限することで安全を守る」という古い常識を手放しました。新病棟への移転を機に、長年の課題であった「身体拘束ゼロ」を断行し、現在は原則として拘束を行わないケアを実践しています。 また、これまでの精神科病院では当たり前だった制限を見直し、スマートフォンやWi-Fiの自由な利用、テレビの持ち込みも可能にしました。 「ダメ」と言うのではなく、「どうすればその人らしく、安全に過ごせるか」を多職種で知恵を出し合う。それが私たちのリスク管理です。

  • 「リカバリー」を支える対話と環境
  • スタッフステーションは、壁を取り払った「オープンカウンター」を採用しました。患者さんとスタッフを隔てる物理的な壁をなくすことで、いつでも気軽に声をかけ合える安心感のある環境を作っています。 私たちは、患者さんの「こう生きたい」という意思を尊重するACP(アドバンス・ケア・プランニング)の視点を大切にしています。入院はあくまで通過点です。退院後の「じぶんらしい暮らし」を見据え、ご本人の希望に寄り添った支援を行います。

  • 職種の壁を超えた「フラットなチーム医療」
  • 大内病院には、「医師だから」「看護師だから」という上下関係はありません。職種ごとの制服の違いをなくし、全員が対等な「チーム大内」の一員として患者さんに向き合っています。 院長や他職種とも気軽に意見を交わし、「やってみないとわからない」という前向きな姿勢で、新しいケアの形を模索し続けています。

  • 地域とつながるシームレスな看護
  • 病院の中だけで完結する看護ではありません。院外にある地域拠点「OUCHI」や、自宅での生活を支える訪問看護、ACT(包括型地域生活支援)と深く連携しています。 入院中から地域スタッフと顔の見える関係を作り、退院後も孤立させない、「地域全体で支える仕組み」を構築しています。

教育・キャリア支援

特定行為研修修了者の活躍

医療ニーズの多様化に伴い、在宅や慢性期医療の現場でも看護師の役割は拡大しています。当院には、医師の不在時でも手順書に基づいて一定の診療補助(特定行為)を行える「特定看護師」が在籍しています。 患者さんのわずかな変化を捉え、研修で習得した知識と技能を駆使して迅速に対応できる「チーム医療のキーパーソン」として、医師や多職種と連携しながらより高度なケアの実践に努めています。

独自のクリニカルラダーで成長を支援

看護師の能力開発・評価システムとして、日本看護協会版(JNAラダー)をベースに開発したグループ独自のクリニカルラダー(HMWラダー)を導入しています。新人からベテランまで、一人ひとりのペースに合わせた着実なステップアップを応援します。

学術研究・学会発表の推進

日々の業務の中で生まれる「小さな疑問」を大切にし、自ら研究・発表することを推奨しています。 日常のケアを振り返り、言語化することは、専門性を高めるだけでなく、常に新鮮な気持ちで看護に向き合うきっかけにもなります。院内発表からグループ学会、さらには全国大会へと、段階的にステップアップできる環境が整っています。

看護部長メッセージ

「やってみないとわからない」の精神で、 正解のない問いに、チーム全員で向き合います。

私たちが目指しているのは、管理や制限で縛る医療ではありません。 患者さんが「じぶんを生きる」ための過程(リカバリー)を、一番近くで応援する伴走者でありたいと考えています。
「以前の病院では、ルールで縛ることに疑問を感じていた」「もっと患者さんとゆっくり話したかった」という思いをお持ちの方、ぜひ私たちと一緒に、新しい精神科看護のスタンダードを作っていきませんか? 職種や役職の垣根を超えたフラットな関係性の中で、あなた自身の「やりたかった看護」に挑戦できるフィールドがここにあります。

大内病院 看護部長

杉本 大介