うつ病

depressive-disorders

うつ病気分変調症

うつ病

ほかの名称：うつ病エピソード・抑うつ障害・大うつ病性障害・反復性うつ病

うつ病は、典型的には、憂鬱を主体とした精神の変調のために、日常生活を円滑に送ることができなくなる精神障がいです。育て方などは原則として発症に関係なく、普通に生活していても発症することがありますし、ストレスのために発症することもあります。症状は徐々に悪化しますが、しばらくすると弱まることがあります。
原因が不明な場合と明らかにストレスが関係している場合、その両方が組み合わさっている場合があります。各種治療により改善することが知られていますが、再発することがあります。
当院ではうつ病に対する治療として、標準的な治療を行っています。

ご本人が感じる不調

憂鬱が晴れない、いやなことばかり考える
何も楽しくない、動けない
外に出たくない
なんとなく不安で、落ち着かない
眠れない、食欲がない、イライラする
誰にもわかってもらえない
自分が悪い、消えてしまいたい

周囲の人が感じる不調

曇った表情でため息ばかりついている
何かをしていても楽しそうでない
引きこもってしまう
不安そうな表情。歩き回る
寝ないし食べない
時々口調がきつくなる
色々聞こうとしても答えてくれない
死にたいと話す

起こりうる症状のまとめ

こころの症状

憂鬱な気分（抑うつ気分）、悲しみ、物事に興味が湧かない、楽しめない、うまく考えられない（思考抑制）、意欲低下、集中力低下、イライラ、自責的、死にたくなる、虚無的、不安、経済不安、落ち着かない、手洗い、妙な思い込み（妄想）

からだの症状

不眠、過眠、食欲低下、食欲亢進、体重減少、体重増加、疲労感、億劫感、便秘、動悸、発汗

行動の症状

引きこもり、寝たきり、だらしない生活、不潔、アルコール、歩き回り、過度の倹約、確認癖、自殺しようとする

最後に

うつ病は症状がとても多彩で、いろいろな症状がでてくることがあります。また、よく似た症状はほかの精神障がいでも見られることがあり、それぞれ治療が異なります。正確な診断は医師などの専門職の診察が必要です。
うつ病に近いと言われている障がいには「気分変調症」「適応障害」などがあります。それぞれ少しずつ症状と治療がうつ病とは異なります。うつ病や双極性障害とその類縁疾患で約1％の人が医療を受けています。

憂鬱不安不眠食欲低下疲れやすいやる気がない集中できない自傷死んでしまいたい大量飲酒引きこもりイライラ妄想物忘れ

気分変調症

ほかの名称：抑うつ神経症、持続性抑うつ障害

気分変調症は、典型的には、憂鬱を主体とした精神の変調のために、日常生活を円滑に送ることができなくなる精神障がいです。育て方などは原則として発症に関係なく、普通に生活していても発症することがありますし、ストレスのために発症することもあります。症状はうつ病ほど重くありませんが、長いこと続きます。
原因が不明な場合と明らかにストレスが関係している場合、その両方が組み合わさっている場合があります。各種治療により改善することが知られていますが、再発することがあります。
当院では気分変調症に対する治療として、標準的な治療を行っています。