intellectual-disability

知的障害

ほかの名称:知的能力障害、精神発達遅滞、精神遅滞

知的障害は、典型的には、生まれつきの知的な障がいのために、日常生活を円滑に送ることができなくなる障がいです。生まれつきの障がいですが、程度が軽い人は大人になってから診断がつく人がいます。通常は医療は必要とされませんが、公的な援助を受ける場合や、精神、行動の症状が強い場合に受診が必要になることがあります。
原因はさまざまですが、原則として根本的な治療はありません。治療は対症療法や環境調整が中心になります。
当院では知的障害に対する治療として、標準的な治療を行っています。

ご本人が感じる不調

  • 新しい環境でうまくなじめない
  • うまくストレスを発散できない
  • うまくいかないとイライラしてしまう

周囲の人が感じる不調

  • 新しい環境でうまくなじめず、引きこもってしまう
  • ストレスが発散できず落ち着かなくなる
  • さらにストレスがあると大声がでてしまう

起こりうる症状のまとめ

こころの症状
  • 知的な能力の障がい、イライラ、落ち着かない、不安
からだの症状
  • 不眠
行動の症状
  • 多動、大声、物にあたる

最後に

知的障害はくわしい検査と、生活の様子をしっかり把握しないと診断できないことがあります。また、ほかの発達障害を合併していることがあり、正確な診断は医師などの専門職の診察が必要です。