今回は、栄養課の取り組みのひとつである、嗜好調査についてお伝えします。
普段患者さんに召し上がっていただいている病院食、実は私たち職員も実際に毎日食べているのをご存知ですか?患者さんに提供されているお食事が適切なものであるのかを、見た目、味や量、食材の種類や切り方など、様々な視点からチェックしています。
お食事は、患者さんの口に入り、身体の栄養となっていることが前提です。患者さんに食べていただいていなければ意味がないのです。
そこで、日頃、患者さんが食事に対してどんな思いを抱いているのか、どんなものを食べたいと思っているのかを調査するために、実際に病棟を管理栄養士が訪問して、直接患者さんにお話を伺っています。
数多くの質問項目があり、事細かに意見を記入していただけるスペースもあります。「毎日おいしいご飯をありがとう」などのお言葉がいただけた際には、私達栄養課も、日々頑張らなくては!と身の引き締まる思いで調査を行っています。また、質問が偏らないように、毎回嗜好調査を行う際には質問項目を変えています。そうすることで、お食事全体の問題点や課題をいち早く発見できるようにしています。
レポートに結果やデータ、考察をまとめ、患者さんからいただいたご意見・ご要望は栄養課だけでなく、病院の職員や患者さん自身にも共有いただけるようにしています。
患者さんからいただいた貴重なご意見を日々のお食事に出来るだけ反映させることができるよう、そして食事を入院期間中の楽しみにしていただけるよう、これからも努めていきます。