こんにちは☺大内病院です。
今日は、「DPAT」をご紹介します。
皆さんは「DPAT」という言葉を聞いたことありますか??
テレビドラマなとではよく「DMAT」と書いたジャンパーを着ている人や特集を見たことがあるかと思います。
実はDMATとは別にDPATというチームも存在するんです!
DPATは何かというと「専門的な研修・訓練を受けた災害派遣精神医療チーム」のことをさします。
大内病院には、このDPAT隊員がすでに数名います。(医師・看護師)
大災害が起こると、現地の医療機関が麻痺してしまったり、機能しない、人員が足りないということが往々にしておこります。
私たちは東京都から要請がきたら出動し現地で精神医療を提供をします。
東日本大震災の時は、当院の隊員が現地で活動を行いました。
また、先日の北海道胆振東部地震の際も待期要請がありました。(実際現地に行くことはありませんでしたが・・・)
そして、今回平成30年度の第2回研修が行われ新たに4名の職員が研修を行い隊員となりました。
1日目は講義研修を受け、2日目は演習(実際に本部を立ち上げたり、診療をした際の統一記録方法を学んだり)を行いました。
実際に災害が発災した際には、本部で陣頭指揮をとる場合や避難所に行き直接診療を行うということが想定されます。
本部の場合はすべての情報の記録をしたり、混乱が生じているところをまとめるという役割になります。
本部立ち上げと運営の演習も行いましたが、演習の時点ですでに結構大変でした💦
(ライティングシートというものがあり、ホワイトボードと同じ要領で書けます。そして静電気で壁にピタッと貼り付けることもできます)
今回研修を通じて感じたことは、日本は災害が起こるたびに災害死を減らし救援活動がスムーズにできるように進歩しているということを感じました。DPATだけではなくDMATとの連携や医療機関情報の整備、特に情報の交通整理をするためのソフト開発などが進んでおり、今回研修を受けなければ、こんなことが現場では行われていたのか。ということは知ることができなかったと思います。
災害は起こらないことが一番です。
でも、もし災害が起きた際には、一般ボランティアとは別で当院の隊員達が現場で私たちにしかできない医療を被災者のために提供し1人でも多くの人を救えたらいいな。と思いました。